我が家のコーギー犬 “kuniko” が、天国へ旅立ちました
◆亡くなる前日の写真
15歳の誕生日(6/29)を過ぎた頃から調子が悪くなり、8月になると坂道を転がるような勢いで食欲不振に始まり元気も覇気もない日々
そしてお盆休みが終わる頃には、一切、何も食べなくなりました
水だけは飲むけれど、食事はガンとして拒む、頑固一徹
足の力も段々と弱くなり、外での排尿排便も、排泄中に足の踏ん張りがきかなくなり、途中、排泄物の上にペチャンと座ってしまう日もあります
胃液を吐き、下痢の種類も変わり始め、老化なのか病気なのか素人では判断ができないため病院に出向く事にしました
病院側にこちらの希望を伝えます
:なるべく一緒にいたいので、入院はせずに通いながらできる治療
:全身麻酔はやらない
血液検査・レントゲン・エコー等の、麻酔の必要のない検査をした結果「膵炎」と診断され、毎日の点滴通いが始まりました
◆点滴トホホ
病院は嫌じゃ~
【膵炎(すいえん)】
膵臓は、食べ物を消化する酵素と血糖値の調整などを行う臓器
膵臓の消化酵素が何らかの原因で活性化され膵臓自体が自己消化と炎症反応が生じることにより発症
症状:
食欲の低下・元気の消退・腹痛・嘔吐・下痢・脱水治療方法:
特効薬はなく、静脈点滴が有効
症状により痛み止め・吐き気止め・下痢止めなどの投薬症状が重篤な場合や合併症が起きている場合は入院治療が必要
膵炎の点滴はゆっくり長い時間かけて行うようで、本来なら入院をして点滴をする方が好ましいそうですが通院でも可能との事
急性腎不全も併発していました
点滴を始めてからも、kunikoの食欲は戻らず一切受け付けません
膵炎の点滴は、すぐに効果が現れるワンコとそうでないワンコがいるようです
すぐに効果が現れる場合は2~3日ほどの点滴で・・通常は一週間程度・・残念ながら全く効かないワンコもいるのだとか
点滴を始めて一週間になる頃、2回目の血液検査をしましたが、残念ながら数値は最悪でした
病院では毎日の状態を診て、その都度、点滴に加えての適切な処置を懸命にして頂きましたが、通常なら一週間程度だと言う医師の言葉をメドに、家族会議の末、ここを一つの区切りとし、点滴を中止し自宅で様子を見る事に切り替えました
自分の意志で立ち上がる事も自由にお水を飲みに行く事も出来ず、食事を一切受け付けず、苦しさを訴える事もできないkunikoに、朝からその日に迎えに行ける最長の時間まで病院に缶詰めの点滴だけに頼り、これ以上 “ガンバレ” と言うのは残酷のような気がしました
kunikoの体力の限界も感じました
ただ、点滴のおかげか下痢や吐き気はおさまり、衰弱の中にも表情は穏やかでした
8月に入った頃から、自分で立ち上がる事はできませんでしたが、補助して立たせてあげれば何とか一歩一歩ゆっくりと短い距離を歩く事ができました
最後まで諦める事なく自分の足で立ち上がろうと常に前を向いていたkunikoです
オシッコもウンチも、もらしてもいいのに・・そんなに頑張らなくてもいいのにね・・
亡くなる前日の夜、何となくもうお別れが近いと感じた私は、今日は寝たら後悔すると思い、朝までひたすら体や頭を撫で続け、朝を迎え、kunikoはオムツにウンチとオシッコを大量にしました
自分の体内の不要な物を全て出し、体内を綺麗にし、旅支度を整えたかのようでした
荒かった呼吸がだんだん弱くなり、最期は穏やかに静かに旅立ちました
令和3年8月27日 15歳2ヵ月 永眠
あれなら食べるか?これなら食べるか?と試行錯誤を繰り返し、膿皮症が悪化しないように、そして何とか最後まで自分の足で踏ん張れるようにと介護用品もハッスル親父出番とばかりに「こんなのが欲しい!」と簡単に言ってのける私に頭を抱えながらもハッスル親父監修の元、kunikoが困らぬようと試行錯誤でせっせと作り、全身全霊をkunikoに捧げた日々でした
まだまだ試作中や試作段階の物も多いのです
8月のお盆休みは見事なまでの雨模様・・kunikoの犬生ラストのお出掛けはカッパ三昧・・
体調は悪いけど、笑顔で一歩一歩(*^^*)
そんな訳で久しぶりの更新がkunikoの悲しい報告になってしまいましたが、我が家のコーギー犬 kuniko を応援してくださり、本当にありがとうございました。