” hinaちゃん” ありがとう

令和元年7月6日　12歳1ヵ月18日
私が社会人1年目の時からお世話になっている方の愛犬：hinaちゃんが虹の橋を渡りました。

hinaちゃんが10歳になった秋、たまたま受診した時に心臓に異常が見られ、レントゲン・CT・超音波等で検査をした結果「僧坊弁閉鎖不全」と診断され、その後、左心臓肥大に・・1年10か月ほどの投薬にて治療をしていましたが、今年の5月末頃より咳が出始め体調が悪くなっていったそうです。6月に入ると、食事も出来たり出来なかったり・・

亡くなる2日ほど前より、咳が以前と変わった事に気づいたhinaママさん。最期は肺気腫になっていたそうです。
亡くなる当日の朝に倒れ、意識が戻るも、水も飲めず（※後で医師に聞いたところ、犬は水を飲む時に息を止めて飲むため苦しくて水が飲めなかった可能性があるとの事）苦しくて横になる事もできず、時間外受診にて肺に貯まった水を抜く処置をしますが、医師からは「極めて危ない状態」だと告げられたそうです。
病院から戻る車の中で、hinaちゃんは息を引き取りました。

hinaママさんは、以前飼っていたワンちゃんを病院で亡くし、それがトラウマになっていたので hinaちゃんを家に連れて帰りたかったのだそう・・
hinaちゃんは家に辿り着く前に逝ってしまったけれど、hinaママさんの隣で最期を迎える事ができたと聞き、hinaママさんのトラウマが少しでも癒えている事を願います。
hinaちゃんにとっても、hinaママさんの存在を隣で感じながら迎えた最期は、心強い最期だったはずです。

hinaママさんは「最期まで頑張ってくれた事、最後に自分が抱っこしてあげられた事、やれるだけの事はしてあげられた事・・そして12年間、hinaママさんと家族に幸せを与えてくれたhinaちゃんでした」と・・
そして「ワンちゃんを飼っている皆さんに・・いつかは訪れる＂別れ＂があるという事、そして同じような症状で闘病しているワンちゃんや、現在、心配のあるワンちゃん達の参考になれば・・力になれれば・・」との思いを込め、たくさんの優しいメッセージをくださいました。

「僧坊弁閉鎖不全」という病気は心臓病の中で最も多く、高齢の小型犬に多く見られるそうです。

：僧坊弁閉鎖不全
心臓には4つの部屋と4つの弁があり、この弁がもろくなる事で血液の循環が悪くなり起こる病気

：症状
初期症状はほとんどなく、運動をしたあとに空咳が出る程度で犬は元気。
病気が進行してくると咳が多くなり疲れやすくなる。
咳も湿った咳になり舌の色も変化し、不整脈による失神になる事もある。心不全の状態に進行すると、肺水腫になる。

：治療法
外科療法・・僧帽弁の修復
内科療法・・投薬により、心臓の負担を減らし進行を抑える
食事療法・・ナトリウムを制限した食事にしていき、心臓の負担を減らす

おすましhinaちゃん
好きな言葉
「hinaちゃん可愛い～～～♪」

美容院にて
サッパリ♪快適♪

hinaちゃん8歳の時、
新しい家族が仲間入り・・
runaちゃんです。

居心地最高♪

ストーブの前で・・
あったか～い♪

目がキラキラで
微笑ましいツーショット
いつも一緒♪

「子犬」は誰もが認める文句なしの可愛さですが、「老犬」はまた違った可愛さがあるような気がします。
子犬が「動」なら、老犬が「静」の可愛さでしょうか？？？私は、老犬の穏やかで優しい佇まいが好きです。とても愛おしく思います。
hinaママさんは、ずっとワンちゃん達に囲まれた暮らしをしているベテランママさん。子犬の頃から老いていくまでをずっと見守り続ける姿に愛情を感じます。hinaママさんのところに来たワンちゃん達は、皆、幸せですね。

hinaちゃんは、私が遊びに行く時には必ず玄関まで猛ダッシュです。「早くおいで！早く上がって！」と言わんばかりに可愛いお出迎えをしてくれる、元気でお茶目なマルチーズ犬でした。

” hinaちゃん ” たくさんのパワーと笑顔をありがとう。